全米のおすぎが鳴いた!!

例によって、先日のレッスン中に色々雑談をしました。

  • 藤田嗣治さんは、比留間賢八先生にマンドリンを習いに来ていた。
    • 「西洋の風を感じたかったのかもね」「個展をみてきたんだけど、パリに留学した時に、色々な人の絵を見て、他の人は真似するところからはじめるのを、そのどれにも無いものでやろうとしたらしいわ。」
    • 「ああ、なるほど。多分、真似から入る人は、きっと絵が好きなんですよ。その、つまり」
    • 「ああ、スタート地点が違うのね。表現したいものがあって、それが絵になるっていう」
    • 「はい。だからピックの代わりに指で弾くなんて、俺には中々思いつきません(笑)。」
  • へヴィーな話も聞いた。皆が人生で戦っている。
  • 「前に日記に書こうとして書けなかったことがあって。」
    • お正月に新潟から帰ってくる時に、大宮あたりで隣の線路にもう一台新幹線が来たんです。名前を探したら「こまち」だった。あ、秋田県の皆さんだー、と思って見ていたんです。あっちの車両からも、女の人が窓越しにこちらを見ていました。
    • 突然、ここまで話し終えて、私は泣き出してしまいました。何が悲しいのかもわからずに。男の子なのに・・・。
    • こんな感じの満員の電車が、その日だけで何本もあって。こうやって東京に人が回復していくんだなぁと思いました。そして、それを見た私は、悲しかったんだと今、解りました。」
    • 「ちょっと今日はセンチになってるんじゃない? でも、なかなかそういうのは言葉にできないものよね。人にもなかなか伝えられないし。」
    • 「はい、今でも何が悲しいのかわかりません」
  • 「私は、人と話すまで、自分の考えや感情がよく解らないみたいです。他の人もそうなんですかね?」
    • 「うーん、それは両方のタイプともあるんじゃない?」