レッスン:マンドチェロ「Three easy Pieces : Paul Hindemith(1938)」
今日はピアノ合わせの日でした。
予想というか予定以上に上手くできませんでした。
「今年は、なかなか良くなってる、」と思っていた自分自身にがっかりです。
本番まで、ピアノ合わせはあと3回。人類滅亡まであと3日。
レッスン:マンドチェロ「Three easy Pieces : Paul Hindemith(1938)」
1楽章
- 2小節め・17小節めの付点四分音符は、クレシェンドさせるのでトレモロでやる。
- すぐに音の大きさが下がる。もっと保つようにする。
- ピアノと合わせるようになれば、もっとやりやすくなる。
2楽章
- 中間部分はもっと速く弾いた方がよい。ウキウキするくらい。
- 45小節目の、ファの音が大事。
3楽章
- 出だしは「タッタッター タッタッター」では無く、「ターターター ターターター」と弾く。
- タイが付いている音を忘れずに演奏する。
- 42小節からのリズムは、頭の音を出せるところではっきり弾くようにすると、合わせやすくなる。
雑談
- 弦のどのあたりで弾くか、ということよりも奏者がどういう音を出したいかの方が重要。
- 「テンポやリズムって生活に密着していると思いませんか?」
- 「そうね。リズムを見るとその人が、忙しい生活かどうかなどがすぐにわかってしまうわね。」
- 「楽章が変る瞬間で意識を変えないといけないから、楽譜の譜めくりする位置も重要。」
全米のおすぎが鳴いた!!
例によって、先日のレッスン中に色々雑談をしました。
- 藤田嗣治さんは、比留間賢八先生にマンドリンを習いに来ていた。
- 「西洋の風を感じたかったのかもね」「個展をみてきたんだけど、パリに留学した時に、色々な人の絵を見て、他の人は真似するところからはじめるのを、そのどれにも無いものでやろうとしたらしいわ。」
- 「ああ、なるほど。多分、真似から入る人は、きっと絵が好きなんですよ。その、つまり」
- 「ああ、スタート地点が違うのね。表現したいものがあって、それが絵になるっていう」
- 「はい。だからピックの代わりに指で弾くなんて、俺には中々思いつきません(笑)。」
- へヴィーな話も聞いた。皆が人生で戦っている。
- 「前に日記に書こうとして書けなかったことがあって。」
- お正月に新潟から帰ってくる時に、大宮あたりで隣の線路にもう一台新幹線が来たんです。名前を探したら「こまち」だった。あ、秋田県の皆さんだー、と思って見ていたんです。あっちの車両からも、女の人が窓越しにこちらを見ていました。
- 突然、ここまで話し終えて、私は泣き出してしまいました。何が悲しいのかもわからずに。男の子なのに・・・。
- こんな感じの満員の電車が、その日だけで何本もあって。こうやって東京に人が回復していくんだなぁと思いました。そして、それを見た私は、悲しかったんだと今、解りました。」
- 「ちょっと今日はセンチになってるんじゃない? でも、なかなかそういうのは言葉にできないものよね。人にもなかなか伝えられないし。」
- 「はい、今でも何が悲しいのかわかりません」
- 「私は、人と話すまで、自分の考えや感情がよく解らないみたいです。他の人もそうなんですかね?」
- 「うーん、それは両方のタイプともあるんじゃない?」
レッスン:マンドチェロ「Three easy Pieces : Paul Hindemith(1938)」
1楽章
- 15小節目のmfは、ピアノがdecrescからpになる。
- 42小節目は、ピアノがfのまま続くので、その勢いを受け継いで、43小節目から、また入る。
- 全部、トレモロでやれないか?
- だらっとするから、やらない方がいいかも。
- でも、そういう流れるような「感じ」を忘れないで弾くように。
2楽章
- 13小節目から、動きを持たせる。今までよりも、わりと速くする。
- 31小節目からは、もとの速さに戻る。
- 「速くするのは、簡単にできますけど、ゆっくりにするって難しいですね。」 「この『レ♭』で、そういう気分になるまで伸ばしてていいわよ。」 「あっ!」
- 25小節目の、ffの音を、もっと強く弾く。
3楽章
- 「動きがあるところは、ピックを浅く当てて弾けば動きやすいわよ。」
- 「37小節目とかの4連符は、伴奏と入るタイミングが一緒ではない。だから、少し待ちながら弾いたりとか、リズムを(若干、適当に)崩してもいいわよ。」
- 「149小節目からの、フレーズは、指で弾いたらどう? もしくは、ピックで入ってまいつの間にか指、とか。」「あああ、その発想!」
愛・普及博終了のお知らせ
永らく御愛好頂いておりました愛・普及博(2005-2006)ですが、先日、見事目標を達成することができました為、閉幕する運びとなりました。
たくさんの御支援、御声援をいただき、大変に感謝しております。今度、佐世保バーガーでも食べに行きましょう。
なお、残念ながら今回、御来場いただけなかった方は、また次回の開催の際に別途ご案内申し上げます。
ありがとうございました。